小学5年の時、急に母親から電話があったんです。
「善之くん大阪の家に帰っておいで~」
僕はこの頃、ベタな家庭の事情で兵庫県のおばあちゃんの家に預け
「家、プールつきやで」
と言ってきた。子供からするとこんなにテンションがあがることは
すぐに僕と弟は転校手続きをしました。僕達兄弟は高速バスに乗っ
未だに意味はわからないですよ、家の目の前にモータープールはあ
それでも・・・駄菓子屋は子供にとっては天国でした。だっていつ
しかし。
見たことないおっさんがいました。子供は敏感です。なんか部外者
「あんたら、今日から西川でなく平井やから。で、この人がお父さ
ん?お父さんてたしか髪型が七・三だったような・・・このひとパ
だまされた!プール、駄菓子屋は全てフェイクなんだ!!!小学生
あさすぎる。
小学五年の僕でも思いました。もちろん小学2年の弟は叫びました
「こんなのパパじゃない!!」
子供は素直なんですね。でも僕は弟をなだめましたよ。人生はいろ
次の日
新しいお父さんが僕達兄弟を呼び出した。
めんどくさいと思いながらもテレビのある部屋に行きました。
すると包み紙に包まれた大きな箱を持ちにくそうに持ちながらパン
「これからよろしくね。お近づきのしるしに、これファミコン」
物でつってきた!!と思った瞬間、弟が
「パパーーーーーーッ!!!」
といいながら抱きついていました。
あっという間に他人を家族にしてしまった。
これがファミリーコンピューターの名前の由来です。(嘘)
僕のファミコンとの出会いはまさにドラマでした
この後、常に人生の分岐点にゲームが出て来るようになります。